千社札(シール)   浴衣   半纏
>> 千社札   木札
  手拭   巻帯
  ぽち袋   根付
  扇子   合財袋
  祝儀袋   煙草入

弥六の蘊蓄 【千社札の由来】

信心深く目立ちたがり屋の江戸っ子。神社仏閣に参詣の証しとして自分の名、屋号、名称など記した札を納め家内安全、商売繁盛を祈願したのが「千社札」の始まりです。
江戸時代中期あたりになりますと、遊び好きの旦那衆のあいだで、競い合うように趣向を凝らした交換札が作られ、定例の交換会が催されるようにまでなったんです。信仰から洒脱な遊び心へと、江戸庶民文化のひとつとして花開いてまいります。
  商品のご案内

価 格/1,050円(3シート)
サイズ/(小)16×48・(中)20×60・(大)25×75(mm)
小:1シート10面付
中:1シート10面付
大:1シート8面付
素 材/国産和紙(裏面シール加工)
オーダー/3シートより承ります
納 期/5日〜7日
指定ロゴやマーク、大紋等オリジナル図案のお持ち込みによるオーダーが可能です。また、約40種類のオリジナル絵柄(色替え可)をご用意、それぞれ名入れが出来ます。
厳選した厚手和紙+当店オリジナル抜型を使用し、木版刷りの風合いと質感を限りなく再現致しました。


・名入れが出来るオリジナル絵柄・







※千社札シールは納札用(張り札)ではありません。神社仏閣には貼らないで下さい。
※和紙・インクの性質上、水に濡れると滲む場合があります。

弥六の蘊蓄 【千社札の規格】

浮世絵版画に使われる「大奉書」という和紙の大きさを基本にして札の寸法は決められました。大奉書の大きさは一尺三寸×一尺七寸五分(39.5cm×53cm)、これを16裁したものが基本の一丁札(6.65cm×19.75cm)となるわけです。
千社札は「張り札」と「交換札」に分かれていて、張り札は白黒刷りのみが原則。むかし張った札が、時を経て墨の部分を残して紙が風化してしまうことを、自慢げに「札が抜けた」なんて言います。

|||江戸文字とは何か・・・

江戸時代に発生した装飾要素の強い書体を総称して「江戸文字」と云います。
東都納札睦・・・江戸時代末期に発足した千社札(題名納札)最古の交換会であり、途中震災や戦災で何度か中断を余儀なくされましたが、現在も連綿と続いています。
昭和30年代に、この会の重要な存在であり、書を担当していた「高橋藤(たかはしとう)」こと二代目高橋藤之助が、千社札に用いた書体を「江戸文字」と名乗ったのが最初です。
高橋藤という名跡は、千社札の世界において、明治以降親子二代に渡る書の名手です。
周囲の輪郭を取ってから書くので「籠字」。これは書体と云うより書法の呼称でもあります。半纏などに用いる場合は、地の中の文字の周りを余白が囲んで守る形(覆輪)で、これが火除けにつながると縁起を担いで「加護字」とも呼びます。
千社札に使うので、「千社文字」、その力強さから「力文字」、跳ねを強調する形から「撥(ばち)文字」など様々な呼び方がありました。

前述の高橋藤は代々提灯屋でしたが、提灯以外にも傘や暖簾の意匠にも長けていたため、文字を中心とする見本集や手本を刊行していました。その中に掲載されている千社札・提灯・染め物という江戸の生活意匠の中でも、特に「鳶」の世界と密接な関係を持つ、一口に言えば、「粋・風流」な書体を総称して「江戸文字」と命名したのであります。
以後、昭和40年代になり、デザイン関係の研究者が、勘亭流・寄席文字・相撲文字・千社文字を「江戸文字」と総称した書物を刊行しました。
事実に即した呼び方という意味では、「広義」の江戸文字と云えるでしょう。しかし、それが発刊されたときに、この総称と高橋藤命名の「江戸文字」との混同が生じてしまい、二つの意味合いが同じ言葉で認知度を拡げていくことになりました。
敢えて云うならば、高橋藤命名の江戸文字は「狭義」の江戸文字と云えるのではないでしょうか。

江戸文字の源流

江戸文字の源流は、崩しの規則性を定めた「御家流」という書体にあり、この「御家流」と楷書を基礎にしながら発達してきた書体とに大別されます。
現在、江戸文字という書体を敢えて大別すると、勘亭流・寄席文字・相撲文字・千社文字の四種類があり、うち、勘亭流が最も御家流に近く、また、寄席文字の「橘流」も勘亭流を基にしたとされますので、基礎は御家流ということになります。
一方、相撲文字の「根岸流」、そして「狭義」の江戸文字は楷書を太く書くことを基礎にしており、江戸の社会で日常的に使われた「御家流」の影響を受けながら発達してきた書体であると云えましょう。
我が国では古くから、唐様和様さまざまな書体が時々に応じて工夫され、用いられてきました。唐様とは主に、篆書・隷書・楷書・行書などの仮名交じりでない、中国伝来の書体を指します。書の基本が楷書にある通り、経文にも楷書のキッチリした文字が現在も使われています。
これに対し、和様は、上代の漢字のみの表音の万葉仮名から、漢字の部首の一部を取った片仮名、和歌には柔らかく崩した平仮名その雰囲気を醸し出すのに最上と、漢字からの変化を遂げたのでした。物語には漢字仮名交じりの柔らかな書体が好まれるのです。
楷書は読みやすいが、書くときの速さや利便性は今ひとつ。一方、和様の書においては、さらさらとした文字の連綿の中で、必要に応じどう崩すか、変体仮名をどう当てるかに、書き手のセンスが要求されます。江戸幕府が確立した際、それまでなかった公文書に使う書体も統一が図られ、「御家流」はお上で通用する書体として寺子屋などでも教えられるようになったのです。 −つづく−  (河出書房・橘右橘著/図説江戸文字入門より一部引用)

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